会社に依存しないで生きたいなら普遍的なビジネスの本質を理解しよう

会社に依存しないで生きたいなら普遍的なビジネスの本質を理解しよう

経済的に自立して、早期リタイア「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)したい、セミリタイヤしたい、副業でもう少し収入を増やしたいという方が増えてきています。政府も「働き方改革」の一環として副業を推進している昨今、個人的にはやらない理由が見当たらないと思っています。

とはいえ、まだまだサラリーマンが気軽に副業やってますと社内で宣言するにはリスクが多いのも事実。なので、現状は今まで通り、会社には内緒で副業するのが最適解です。

サラリーマンのセミリタイヤ・FIREの理想は「副業の収入が会社の給与を超えてから、会社を辞めて副業に専念すること」だと思います。終身雇用制度がもはや過去の産物となった今、「サラリーマン=安定」という図式は成立しなくなりました。

私たちサラリーマンは安定している今だからこそ、早期リタイヤを目指して活動を開始すべきです。この記事では、早期リタイヤを目指すサラリーマンに役立つ「ビジネスの本質」について考察していきます。

普遍的なビジネスの本質とは

ビジネスの本質は2つしかありません。

  1. 誰かの悩みを解決すること
  2. 誰かの願いを叶えること

この2つしかありません。この2つは時代や環境に左右されない普遍的な本質です。なぜなら、ボランティアじゃない限り、全ての経済活動は最終的にこの2つに辿り着くからです。

あえて言えば、この記事は早期リタイヤを目指すサラリーマンの願いを叶えるためのものです。さらにターゲットを明確にすると、サラリーマン生活にうんざりの人、仕事が続かない人、第二の人生を歩みたい人、自分の可能性を試したい人に向けて書いています。

ビジネスを始める際に、一番やっちゃいけないのが顧客を意識しないこと。自分のビジネスが「誰のため」「何のため」「結果どうなる」ということを語れないビジネスなら戦略を見直した方が賢明です。

自分のビジネスによって、誰かの悩みを解決したり、誰かの願いを叶えることができないのなら、短期的には利益が出たとしても長期的には難しいでしょう。

記事であれ、商品であれ、サービスであれ、ビジネスについて悩んだときはこの普遍的な本質を思い出して自問自答すると自ずと答えがでます。極論を言えばサラリーマンならそんなこと考えずに言われたことをハイハイやってれば何とかなりますが、会社に依存せずに自立して生きるとなるとそうはいきません。

ビジネスの本質を理解できたところで、自分のビジネスをマネタイズする方法を考えてみましょう。マネタイズとは簡単に説明すると、無収益なサービスを収益を生み出すサービスに変えることです。

マネタイズするにはビジネスに価値を宿す必要があります。つまり価値創造です。ただ、この価値というもは時代によって変化するので、先ほどの「ビジネスの本質」のように普遍的なものではありません。

つまり、ビジネスを成功させたいなら、時代や状況にあった価値創造を継続することが不可欠です。ちなみに、私は個人的にこの一連のフローを「価値のなる木を育てる」と表現しています。

▼価値創造に必要な3つ要素

◯個人で稼ぐ力

これからは「個人で稼ぐ力」が問われる時代。これはセミリタイヤに必要なだけじゃなく、サラリーマンであっても求められます。「個人で稼ぐ力」を備えた人が会社のスケールメリットを活かして、もっともっと稼ぐ。そういう人材が求められています。

「個人で稼ぐ力」はマーケティングを学ぶことで身につきます。私は以前、勤務先でマーケティングの講師をしていた時に、サラリーマンがマーケティングを学ぶ重要さに気づきました。マーケティングを学び、自社商品をライバルより多く売り、さらには自分自身も取引先や勤務先に売り込む、そういう人間がどんどん出世していく時代。良くも悪くもそんな時代になったのです。

2040年には今の仕事の80%が無くなっている、と言われています。頭を使わず業務に何の疑問も持たない人間の仕事は、AIやロボットに奪われるのです。こうなるとサラリーマンとか、個人事業主とか関係なく「個人で稼ぐ力」を磨くことは生きていく上で欠かせない能力になるでしょう。

◯ゲシュタルト構築

ゲシュタルトとは、ドイツ語で「状態・全体・形成」を意味します。本来はお互い意味がない存在を組み合わせて、総和以上の価値、すなわち付加価値を産む。ざっくり説明するとそれがゲシュタルト構築です。

何か新しいことを創造するのは大変です。自分より頭のいい人が世の中にはいっぱいいますから大抵のことをもうすでに存在しています。そんな難易度の高いことに時間を使う必要はありません。今あることの見方や組み合わせを変えて付加価値を創造しましょう。

たとえば、ガソリンスタンドにドトールを併設とか、ヴィレッジヴァンガードのようにアパレルも本もおもちゃもCDも扱うという発想です。個々に存在していた関係のないものを組み合わせることによって新たな価値が産まれ、ビジネスとして成立してますよね。

◯テクノロジーを利用する

テクノロジーはそれ自体にも価値がありますが、さらに他の価値と融合することで、飛躍的に価値が高まるツールとして大変有効です。

2010年代にテクノロジーは飛躍的に進歩して私たちの生活は大きく変わりましたが、破壊的ともいうべきスピードで私たちの生活に浸透したため、もはやその衝撃すら忘れ去られました。そしてこのスピードは今後さらに加速していきます。振り落とされないようにグリップしてテクノロジーの進歩の恩恵を享受しましょう。

苦手意識がある方もいると思いますが、ここはがんばりどころ。これからの価値創造にテクノロジーは必須です。最先端をマスターせよ、とは言いませんが、最低でも人並みの知識は必要です。

今ならフィンテックとブロックチェーンは押さえておきたいですね。

まとめ

こむずかしいことをいろいろと書きましたが「価値のなる木」を育てる第一歩は、あなた固有の価値を探すこと。

あなたが、好きなこと、やってて楽しいことはなんですか?

アイドルが好き、フィギュアが好き、ゲームが好き、お笑いが好き、お金が好き、なんでもOK。

この「スキ」という気持ちが重要なのです。

この「スキ」に価値を宿し、マネタイズできればそれはもう立派なビジネス。

1円でも稼ぐことができたらあとはレバレッジを効かせればいいのです。まずは0から1を目指しましょう。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。