
全国600万人のブロガーのみなさん、こんにちは。当サイトのオーナーはるキックと申します。
突然ですが、電子書籍の出版に興味はありますか?
「もう何冊も出版してます!」という猛者もいらっしゃると思いますが「まだ出版してないけど、ずっと気になってた!」という方の背中を押したいと思います。
普段から文章と格闘しているブロガーのライティングスキルは一般の人に比べて相当高いレベルにあります。もちろん個人差はありますが、少なくとも芸能人や有名人の日記ブログではない、ワードプレスやはてなブログでしっかり文章を書いているブロガーは論理的な思考を備えています。もともと文章を書くのが得意なブロガーが、日々言葉を操り、文章を構成し、画面の向こうにいる誰かに伝わるように頭をフル回転させているわけですから当然と言えば当然です。
冒頭で600万人のブロガーのみなさんと書きましたが、ブログを始めて1年で約9割のブロガーが辞めると言われています。さらにブロガーと言っても多種多様で一緒くたには語れませんし「ブログの数=ブロガーの数」とはなりません。
とはいえ、アクティブユーザーを3割と仮定しても200万のブログや個人サイトがあるわけです。芸能人や有名人でもない限り、星の数ほどあるネット上のライバルたちの中から選んでもらうにはSEO対策以外にもやるべきことがたくさんあります。
その中でも重要なのが自分を売り込むためのマーケティング戦略。
そして、電子書籍の出版はマーケティングの一翼を担うことができます。文章を創造するという点において、ブログと電子書籍の親和性は高く、ブログ記事を利用することで電子書籍の記事を1から作成する必要がありません。雑記ブログのテーマを絞ったり、カテゴリーをまとめれて体裁を整えれば立派な電子書籍が完成します。
というわけで、今回は経験者が語る「ブロガーのための世界一簡単な電子書籍出版方法」を、3つのポイントに絞ってお伝えします。
電子書籍未経験ブロガーのための最短最速の電子書籍出版方法
本業に、ブログ執筆に、大忙しのブロガーへ送る最短最速で出版できる方法。
私自身もAmazonが提供しているセルフ出版サービス「KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)」を利用して2016年に2冊、2017年に1冊の合計3冊の電子書籍を出版しています。いずれもブログの記事をまとめたものでした。
ちなみに今はそのブログは閉鎖、さらにハンドルネームも変更しているので改訂版として再販します。
電子書籍の販売方法はいろいろありますが、今回の再販にあたり、面倒くさいことが大嫌いな私がいろいろ調べた結果、最短最速の方法は当時と同じ方法でしたので改めてご紹介します。
1.Amazonのセルフ出版サービス「KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)」で出版
先ほどお伝えした通り、Amazonが提供しているセルフ出版サービス「KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)」がおすすめです。無料で使えて出版も簡単、世界のAmazonの巨大プラットフォームなのでアクセス数も多い、印税率も250〜1250円の書籍で独占販売なら70%という高さ。ファーストチョイスはKDPで間違いありません。
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の出版の流れを簡単にまとめました。
- KDPへ登録
- 自分のブログを転記してまとめる:MicrosoftのWord
- タイトルや目次を整える:MicrosoftのWord
- 表紙画像を作成:MicrosoftのPowerPoint
- KDPで出版
2.記事はおなじみのWord(ワード)でOK
Amazon KindleはマイクロソフトWordでの執筆を推奨しています。
仕事で使う機会が多いおなじみのWordを使えば、目次作成も画像挿入も完結できるので、Word形式のまま、面倒なファイル変換作業なしでアップロードできます。さらに各端末でどのように表示されるかを確認できるプレビューアーという機能があるので安心です。
ちなみにMacユーザーの方で、Wordをインストールしていない場合は、Pagesを使えば原稿作成できます。
3.表紙はおなじみのパワポ(PowerPoint)で作成してJPEGに変換でOK
先ほど紹介した、私が出版した3冊の表紙はいずれもパワポで作成しました。電子書籍の表紙はユーチューブにおけるサムネイルみたいなものなので、販売数を左右する最重要ポイント。
当然ながらココナラ等を利用して「表紙はプロに頼みましょう」という意見が多いのですが、今回は自力で無料で最短最速の方法ということでパワポをおすすめします。
- 推奨寸法比 :縦:横 = 1.6:1
- 最小ピクセル:縦 × 横 = 1,000 × 625
- 最大ピクセル:縦 × 横 = 10,000 × 10,000
- 推奨ピクセル:縦 × 横 = 2,560 × 1,600
パワポを開いたら下記設定でスライドを保存すれば推奨サイズ 2,560 × 1,600ピクセルに近いデータになります。
- 「デザイン」
- 「スライドのサイズ」
- 「ユーザー設定のスライドのサイズ」
- スライドの向きを「縦」を選択
- 幅を42cm、高さを67cmに設定
Kindle書籍の表紙の規定はJPEGかTIFFになりますので、今回はパワポで作成した表紙をJPEGに変換しましょう。ちなみにMacユーザーの方なら、Keynoteで簡単に表紙を作成できます。
まとめ
ブロガーが電子書籍を出版することで得られる最大のメリットはブランディングです。
カテゴリー選択や無料キャンペーンをうまく使えばランキング上位に入ることも難しくありません。Googleの検索ランキング上位表示に比べたらかなりハードルは下がりますし、1回でも上位表示されたらずっと肩書きとして語れるわけです。
もちろん1位を狙うべきですが、1位じゃなくても肩書にはなります。例えば「AmazonのKindleランキング13位」と聞いて「すごいじゃん」って思う人は意外と多いはず。さらにブログから電子書籍に媒体が変わることで、記事に新たな息吹が吹き込まれて化ける可能性もあるし、見せ方や構成を変えることでブランディング強化のきっかけになるかもしれません。
正直なところ、ブログやサイト運営者のような文章をマネタイズすることが目的の人は、やらない理由が見当たりません。出版の準備がめんどくさい以外のデメリットが思いつかないんですよね。
この記事が、Kindle出版のお役に立てば幸いです。
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