中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 

中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 

前回の記事では「筋トレ・ボディメイクは科学!理論と知識で最大の効果を!」というタイトルで、トレーニングの原理原則を紹介しました。

そして、この記事では前回お伝えした通り、原理原則を踏まえて「中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 」を作るトレーニングを科学的な知見で考察します。

なお「個別性の原則(詳細は過去記事参照)」があるので、あくまでも「私の身体的特性を考慮して導き出したトレーニング方法」ですが、ご自身のトレーニングメニューを考える際、思考プロセスは参考になるはずです。

中年・素人・キックボクシング・ライト級・2ラウンド・全力で戦える 

物事の本質をあぶりだす方法として分割統治法があります。分割統治法を簡単に説明すると「大きな問題は小さく分割して個別に解決することで全体の問題も解決に至るという解決方法」です。この分割統治法を使っていきます。

まず私の身体的な「状態と特性(個体差)」を客観的に分析します。

  • アラフィフのおっさんサラリーマンで子2人嫁の4人家族。自分の時間がないのが悩み。
  • 中年小太り(お腹ぽっこり)なのでダイエットはやっている、つもり。。。
  • 子どもの頃は虚弱体質で小学生の頃は筋肉薄弱と通信簿に書いてあった
  • 格闘・スポーツ経験ほぼゼロ(大人になってスノーボード少々)
  • 筋トレ歴2年⇒週2~3回程度。ソイプロテインが心の友。
  • キックボクシング歴はミット打ちのみ1年6か月(ただしジムに入会しておらずミット打ち講座を月2回程度)

次に「中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 」を因数分解して、さらに私の「状態と特性」を当てはめて、マイナス面とプラス面を考えます。

  • 中年:「マイナス面⇒基礎体力、筋力、速筋の低下」「プラス面⇒特になし」
  • 素人:「マイナス面⇒特になし」「プラス面⇒経験者にありがちな古傷がない」
  • キックボクシング:「マイナス面⇒殴られる蹴られる経験無」「プラス面⇒特になし」
  • ライト級:「マイナス面:約3㎏の減量が必要」「プラス面⇒特になし」
  • 2ラウンド:「マイナス面:経験無」「プラス面⇒特になし」
  • 全力で戦える:「マイナス面:スタミナ不足」「プラス面⇒特になし」

次に、マイナス面、プラス面問わず「特になし」以外を書きだします。これで「中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 」を作るために必要な情報が揃いました。

つまり、私、はるキックは、

加齢による「基礎体力、筋力、速筋の低下」があるけど「経験者にありがちな古傷がない」という強みがある。だけど「殴られる蹴られる経験がない」ので打撃の耐性がない。そして「約3㎏の減量が必要」で、2ラウンド全力で戦った「経験がない」ので、おそらく「スタミナ不足」であろう。

以上の内容と、トレーニングの原理原則を踏まえて、トレーニングメニューを考察、A4用紙5枚にまとめてあります。ここではその抜粋を記載します。

概ね週2~3日のトレーニング。必ず2~3日間隔をあける。内容は下記ABCを順番を変えずに繰り返し、間にキックボクシングの練習(ミット打ち講座及び自宅にてサンドバッグ)を入れる。

  • A=自重筋トレ:負荷は10回限界(自宅にある懸垂器を利用した上半身の高負荷トレーニング)+スクワット50回
  • B=フィジカルトレーニング:各種50回(腕立て・腹筋・背筋・スクワット)
  • C=ランニング:30分~40分。これ以上は筋肉のグリコーゲン分解されるのでやらない
  • D=キックボクシング:月2回程度のミット打ち講座または自宅にてシャドーとサンドバッグ打ち

このメニューのコンセプトは「コロナが収まって、今後キックボクシングのジムに入会した時に、練習についていける身体作り」です。筋肉が増えると体重も増えるので、筋肉が大きくならないように抑えつつも、筋肉はプロテクターとして必要なので注意しながらトレーニングしてます。

まとめ

今回は「中年素人がキックボクシングライト級で2ラウンド全力で戦える身体 」にするトレーニングですが、これが「中年素人がキックボクシングライト級の試合で勝つため」のトレーニングとなると、内容も変わってきます。なぜなら身体だけが勝敗を左右するわけではないからです。特に打撃系格闘技は「筋トレ必要ない論争」が未だにありますよね。

他のスポーツ同様、技術的なことや精神的なことはもちろんですが、環境、道具、減量、試合までの調整、体調管理、モチベーション、様々な要因を総合的にレベルアップしなければなりません。

とりわけ格闘技は、他のスポーツに比べると勝敗を左右するポイントが身体以外の部分であることが多い競技です。気持ちの強さ、雰囲気、ノリ、平たく言うと「イケイケ感や、かましてやる!」という勢いが必要で、特に素人レベルであれば、そういう気持ちが勝敗を左右します。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。