
ブログや電子書籍など、WEBで文章を発信する際、ひらがなと漢字どっちにするべきか? 悩んでしまうことをありませんか?
私はしょっちゅうあります・・・
- 私 達 OR 私たち
- 我 々 OR われわれ
- 敢えて OR あえて
- 全 て OR すべて
- 改めて OR あらためて
- 共 に OR ともに
- 出来る OR できる
- 様 々 OR さまざま
- 概 ね OR おおむね
- 恐らく OR おそらく
- 色 々 OR いろいろ
- 何となくOR なんとなく
挙げればきりがないですね。スマホやパソコンなら、自分が分からない漢字も勝手に変換してくれるので、なんとなく使っている方も多いのではないでしょうか。世間ではよく「日本語の乱れ」という言葉を耳にしますが、言葉は時代と共に変化していきます。例えばこの「共に」ですが、現代の解釈では「同時に」という意味の場合は「ともに」で「一緒に」という意味の場合は「共に」となります。
では、このようなルールはいったいどこの誰が決めているのかというと、当然、国が決めているわけですが、主導しているのはやはり国民になるのだろうと思います。そして、その国民に情報を発信している代表的な存在がNHKと全国の新聞社が共同で設立した共同通信社となります。
共同通信社は全国の放送局や新聞社に記事を配信しており、いわば日本語を発信しているメディアの根幹。今回ご紹介する記者ハンドブックはその根幹である共同通信社が記者向けに表記上のルールや書き方をまとめたものです。
日本語で情報を発信しているブロガーやWEBライターも、スケールや媒体は違いますが、国民に情報を発信しているわけですから、ルールを把握しておく必要があります。
記者ハンドブックはブロガー・WEBライターのバイブル
記者ハンドブックは、共同通信社が自社の記者のために、記事の書き方や、表記上のルールなどをまとめたもので、2022年3月に6年ぶりに改訂されました。
1956年の初版発行から今回で14版という長い歴史があります。同時に日本語をどのように国民に届けるか、文字や文章と日々格闘し、命を懸けてきた記者たちの血と汗と涙の結晶でもあると思うと感慨深いものがあります。
「記者ハンドブック」という名前なので、新聞記者や報道機関専用と思われがちですが、ブロガーやWEBライター、企業の広報など、文章に携わる人間にとってバイブルであり参考書といえる一冊です。
辞書や辞典と違って、文字や文章の内容ではなく、形式やルールをまとめたものであり、必要なことだけ記載してあります。主に縦書きのケースが想定されているので、横書きの場合は少し注意が必要になりますが、基本的なことは一緒なので特に問題はないでしょう。
ちなみに私は「こんなときはどう書いたらいいんだろう」と迷ったときにすぐ確認できるようにパソコンの横に置います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
記者ハンドブックが文章を生業にしている人間や、情報を発信している人間にとって重要なものだということがお分かりいただけたと思います。
とはいえ、記者ハンドブックが絶対というわけではありません。縦書き横書きによって多少の違いはありますし、強調するために記者ハンドブックと逆の表現を使うこともあります。例えばフリーライターであれば、発注先の意向を考慮することで次の仕事につながる可能性もあるので、臨機応変に対応した方がいいでしょう。
記者ハンドブックは、文章のトレンド、常識的な考え方、最適解を把握することができる有能な武器です。ちなみに私は記者ハンドブックという武器を備えることによって自分が生み出す文章に自信を持てるようになりました。

カバーを外すとぼろぼろになるまで使えるようにビニール素材になってます。ハンドバックなので、パソコンの横だけではなく、通勤通学のお供に、カフェでブログを書くときに、ぜひ活用してください。
コメント